skulguyのブログ

とりとめのない完全な独り言を書き連ねていきます

動物

この間の日本ダービーで走った後の馬が心臓発作とかで死んでしまい、可哀想だとかいやそれは偽善だとか侃侃諤諤になって

案の定3日経ったら忘れ去られて誰も話題にしなくなった。

 

動物は命であって、人間は生き物である以上何らかの形で命を使わなくては生きていけないという現実があり、

それは動物愛護とか命は大事とかそういう交通標語的な、紋切り型かつ平板な言葉で表現できるほど生優しいものではないことは漫画の銀の匙で描かれていた。

環境団体のグリーンピースみたく現実に深く向き合うことなくペラい考え一つで正義漢ぶってただ迷惑をかける十字軍ムーブをかます奴もいるが、彼らは歴史の教科書には恥ずかしい失敗例として載せるべきだ。

 

動物でも植物でも他の命を絶って代謝しなくては生命は成り立たない。

食べる以外でも、昔は戦争と農耕と運搬に牛とか馬を大事に扱いつつ結局バリバリ酷使していたし、

昔も今も、土を踏み固めたりセメント漬けにしたりしつつ木を切り倒し家を建てトンネルを爆砕し道を作り、土や森の生き物をモリモリ殺して生きる土地を確保している。

 

よく食べ物に感謝と言うが、それはもう生きることの現実が孕む絶対的な優しくなさと望むべき優美なやさしさの矛盾に煩悶しとにかく苦しみまくった末、

結局自分は弱き存在で自ら命を絶つことも代謝の連環を終わらすことも何もできないのだから感謝""するしかない""という諦めの境地に至ってこそ本当の意味で感謝できるのだ。

大半の人はそこまで考えずペットのミニブタの動画にいいねを付けながら日高屋で生姜焼き食ってたりする。

まあ常にこんなこと考えてたら気が狂うのがオチだ。人の心と頭のキャパはそんな大きくない。