日本には美しい四季があるなんていうが四季は無いほうが良いと思う。
自分が神なら四季は廃止する。ずっと春にする。
20度くらいで常に晴れ、虫はいなく花が咲き実がなる。冷暖房はいらず暖かい日差しと心地よい風が吹く。雨はちょうど山の上だけに川の流れを程よく確保できるだけの分だけ降る。
もっとも今の現実の春は好きではない。気圧も天気も不安定で自律神経とメンタルを狂わせ、さらに花粉で睡眠を奪う。
夏はもはや殺人的な暑さで文字通り人が死にまくっている。フェスとか田舎の夏休みとか祭りとかの明るいイメージはちょっと過去の美化された思い出じゃないだろうか。
秋は実りの秋ともいうし気温も穏やかなので比較的マシだが夏と冬に領域を侵食されまくっている。
冬はシエスタならぬ冬眠を合法化するべきだ。日差しが少なく鬱を誘発し、地域によってはドカ雪まで降る。とてもじゃないが活動に向いていない。
サッカーではシーズンを春秋にするか秋春にするかという議論があり、現状として野球とサッカーは春秋でラグビーとバスケは秋春になっているが、
思うにどちらもダメで、春と秋に試合を集中開催するしかない。
夏は夕方に試合したところで対して暑さはマシではなく、大体いつ練習をするのだ。
プロもアマもヘロヘロになって質の低いプレイを繰り広げ、見る側もヘロヘロになって見るのが一体何になるのか。同じ我慢比べならサウナに行ってた方がマシだ。
書き入れ時の夏休みに試合ができないのはダメージだが、涼しい屋内でできるファン感謝祭とかに変更だ。
やがてスポーツを夏に見たりやったりする習慣自体が過去の遺物みたく扱われ、未来の子供達が驚く姿を見ることになるだろう。
ところで秋春制は雪国の反対が大きいが、そもそも今の春秋制は九州沖縄の犠牲で成り立っていることには驚くほど鈍感である。
暑いのは言うまでもなく、毎年台風まみれで順延祭りだ。
ここで愚痴を吐いたところで自分は神ではないし、常春の国は結局結構貧しい国だったりもするので(ブータンだったか?忘れたがあるっちゃあるらしい)
苛烈だけど耐えてるとたまに美しい景色とか農作物とかご褒美もくれる日本の四季を粛々と全うするまでである。