以前すれ違う歩行者全員にクラクションを鳴らして回るヤバいタクシーを見かけたことがある。しかも個人タクシーではない。
一回自分も鳴らされて流石にムカついたので走って追いかけ回してやったのだが、信号待ちで追いつきそうなところで結局息切れして取り逃してしまった。
でもしばらくしてそのタクシーは見かけなくなった。流石にクビになったのか。まあ接客業が向かないタイプの人もいる。
時々その運転手の禿頭と不機嫌そうなギロっとした目線を思い出す。というかすれ違う瞬間指までさしてきやがった。
現実に起きたこととは思えず統合失調症の陽性症状的なアレかと疑ったが俺はその診断は受けたことがない。
まあとりあえず二度と会いたくはないので、せめてもの慈悲として優しい家族に見守られながら数ヶ月前とかにくたばっていて欲しい。
しかし何故彼がおよそ向いていないタクシー運転手なぞやることになってしまったのか。
適材適所という言葉があるが適所がタイミングよく空いているとは限らない。エリアとか年齢とかもあって食うために適所じゃないところで働かなくてはいけないこともある。
置かれた場所で咲くか、咲ける場所を探すかは重要な二択だが、咲ける場所を永久に彷徨うより、置かれた場所で咲く覚悟を決め自らを押し殺し目の前の仕事にベストを尽くすというのが実は精神衛生上良いのではないか。
そういう我慢に調子づいてパワハラセクハラしてくるような輩はその足枷になるので、必ず排除しなくてはいけない。