skulguyのブログ

とりとめのない完全な独り言を書き連ねていきます

お盆

世間はお盆だが、自分にはない。

だから9連休こそないが、カレンダー通りには休めるので3連休だ。

しかし、その分諸々の期日が1営業日分早まってしまい、業務がつらいと思ってしまう。

素直に連休も喜べなくなってしまうほど社畜根性が身についてしまった。

とはいえ、実際業務が立て込んでつらいのは確かだ。

昨日の金曜日には日頃の睡眠不足も祟り、すっかり精魂尽き果ててしまっていた。

でも今日は土曜日だから、好きな時に寝られて、好きな時に起きられる。

これが幸せの本質であり、他に何もいらないとさえ思ってしまう。

しかし心からそう思う。

 

お盆は特に帰省はしない。

昔は家族で母親の実家に行っていたが、今はなくなった。

墓参りは親に任せきりで、自分はすっかりさぼってしまっている。

今や親族全員スマートフォンを持っており、親族一同で会う機会はなくとも、LINEでやり取りはできるからいいやという空気を感じており、

それに甘んじて乗っかっているという塩梅だ。

たまには顔も見せてやって親孝行、孫孝行しないととも思うが、正直な話、実際に会うと疲れてしまうというのも大いにある。

うちの親族は、まあ直系の家族もなのだが、あまり人の話を聞かず勝手に動いて話してしまうので、ペースを乱されてしまうのだ。元気を吸い取るタイプと言うか。

同じ血が入っているからと言って、一緒にいて居心地がいいとか、性格がぴったり合うとか、そういうことは無いのだ。

だから今くらいの遠い距離間でちょうどいいんじゃないかと思ってしまう。

 

お盆といえば、精霊馬とか夏祭りとかそういう風物詩があるのかもしれないが、

自分には実際のところそういう思い出はない。

田舎に帰省して川遊びしたり天の川を見たりスイカ割したり、みたいな経験もない。

風鈴も見なければ、夏にだけ会う従兄弟みたいな人もいない。

父方の両親とはそもそも同居しており、母方の実家は割と都会のほうということもあり

こういう「夏の思い出」らしい思い出はない。

 

小学生の頃は、夏の終わりに地元の神社でお祭りに行っていたので、その思い出はある。

ただしあんまり楽しい思い出というわけでもない。

友人に久々に会えるのはうれしいのだが、

しかし、当時の俺は食中毒が怖いという理由で、親から祭りの食べ物を買うことを禁止されてしまっており、

友達が焼き鳥やたこ焼きを旨そうに食っているのを指をくわえて眺めていた。

代わりに、地元の子供会でやらされた楽しくもない盆踊りをひたすら真面目に踊っていた記憶はある。

親が神経質すぎるとか毒親とか言うこともできる。というか正直そうだろう。

しかし当時の俺もいっぱしの反発心を持った悪ガキであれば、こんなアホな事態は回避できたに違いない。

中学校以上になると、部活動が忙しくなってそっちの思い出ばかりになる。

大学時代は前半は在宅介護、後半はバイトと旅行という形で、思い出があんまり「夏」という季節と紐づいていない。インターンは落ちたので行っていない。

働き出してからはまあ言わずもがなだ。

スーツを着ていたころは特に夏という季節を呪ったものだ。今はオフィスカジュアルになっておりありがたい。