またしてもよく眠れず、中途覚醒した。
おかげでニキビができてしまい、潰れて血が出た。
食生活も乱れて汗も何だか脂汗っぽい。体と頭皮がベタベタする。
とにかく暑すぎる。
冷房をかけている間はいいが、一度切ると地獄だ。
冷房を切って会社に出社したら、帰宅した時には家中がサウナのようになっており、
部屋に置いていた湿気取りの水嵩が一気に増していた。
少しでも外に出ているとふらつきそうになる。
昔よりも絶対に暑い。
何しろ夜になっても暑いままだ。
遠い昔の記憶で、もう数十年前のことだが、自分が幼稚園生の頃に夕涼み会なんてものがあった。
夏休みの幼稚園に夕方ごろ集まって、縁日みたいなことをやる会だったと思う。
しかし、夕涼み、なんて言葉はもはや今の子にはピンと来ないだろう。
当時の気温までは覚えていないし、熱帯夜という言葉はすでに存在していたが、
こんな汗をかくほどの暑さではなかったはずだ。
最近だと、プロ野球選手が試合中に熱中症っぽくなるケースが相次いでいるらしい。
試合はナイターだし、大体プロ野球選手なんてこの国では一番のフィジカルエリート集団なのに、こうなってしまうのだ。
ましてや一般人が耐えられるはずがない。
しかしとにかく働かないといけない。
リモートワークが整えど、対面のコミュニケーションが求められる場面もあるし、
工事現場や運送や発電所の職員など、外の現場でないと意味がない仕事もたくさんある。
医者は外に出かけるな、などと無茶なことを言う。まあ彼らは死人をゼロに近づけるのが仕事だから仕方ない。
働くのはまだしも、外に出て遊んだり旅したりというのも、この暑さではやる気が失せる。
代わりに引きこもってダラダラしていれば金は貯まるから良いとしよう。
作物が育たなくなる寒冷化よりはマシだと心に念じつつ、やり過ごすしかない。