skulguyのブログ

とりとめのない完全な独り言を書き連ねていきます

選挙

衆議院議員選挙が終わった。

俺もちゃんと投票には行った。一回だけ体調不良で補選か何かを投票しそびれたことがあったが、それ以外は皆勤だ。

投票率は低かったみたいだが、投票に行かない人はどんな人なのか気になる。

たぶんぴったりな候補者がいなくて投票する気がないみたいな人は多いのだろう。

でも、ぴったりな候補者なんてどうせいないのだから、なるべく自分の考えに近いやつを選ぶか、2位になりそうな候補者を選んで追撃させるかのどちらかで良いのだ。

 

結果が出て、自民公明が過半数を割って立民が伸びた。

維新が現状維持で、国民民主とれいわ、保守が新たに存在感を見せ始めた。

 

れいわには、かつては社民と共産に入れていた層が流れている気がする。

実現不可能か、実現するにはバランスを欠いた政策を掲げる左翼ポピュリストだが、それでも世論の本音が現れているという意味では無視できない。

右翼側のポピュリストである日本保守党は、百田氏がついに議員になったのかと思いきや、当選していたのは河村たかし氏だった。

いつの間に合流したのか分からなかった、というか共同代表だったのを知らなかった。

あんまり彼に保守のイメージは無かったが、お互いそれで良いのだろうか。

 

国民民主が若者中心に票を伸ばし、第三勢力として台頭したのは印象深い。

若者は人口が少ないから選挙では不利、どうせシルバー民主主義だ、などとは言いつつ、きちんと若者の投票行動が国政に反映されていると言える。

何も単独過半数を取る必要はなく、第三勢力になれれば無視はできない。現に連立政権を組む可能性が出てきている。

ところで石丸氏が謎に最終日の演説にだけ顔を出してきたが、あれは世論調査で有利と踏んだうえで成果をネコババするためだと思う。

意思なき権力欲というか、彼にはそういうところがある。

 

立民は野党第一党だけど、政権交代は期待できない。

票が高齢者に偏っているので、あと十年したら都知事選の蓮舫氏みたく、人気は尻すぼみになると思っている。

与党の揚げ足をとっているだけで政策はあやふや、実行力は微妙、人のふり見て我がふり直せない、という体たらくは現役世代には見抜かれている。

野田氏は悪い人ではないと思うが、他が何人かを除いて寄せ集めでしかない。

そういう意味では、保守でも革新でもない、昔の対社会党選挙互助会の延長たる自民と変わらない。

 

維新に関しては、新自由主義的な雰囲気がウケるのは氷河期向けであり、

そういう意味で時代よりも古くなりつつあり、いつの間にかシルバー政党になってしまうおそれはある。

大阪では成果を返して基盤を築けているようだが、今後どうなるかは分からない。

 

自民に関しては北陸と西日本と群馬のいつメン以外は果たして投票してるんだろうか。

全年代で2割とか3割が投票したらしいが、誰が支持しているのか分からない。

以前から悪夢の民主党政権、なんてことを安倍さんあたりが言っていたが、その前にそもそも"失われた30年"なのである。

裏金が悪いとはあえて言わない。

仲良しクラブで金を右から左に流し、目先の票田との関係維持と儲けを作っているだけで、誰もビジョンを描いていないのが問題の本質だと思っている。

金は使うならかつての田中角栄ばりに意志と行動を持って使わなくては行けない。

 

杉村太蔵さんが言っていたが、投票で政治は変わるわけではない。

投票した後の行動もちゃんと追うことではじめて政治が変わると言うことだ。

経済は行き詰まって世界情勢はきな臭いし、今が正念場な雰囲気は感じるので、それとなく追っていきたいとは思う。